Power BI道場 フィルターでちょっと難しい抽出をする

Power BI

レポート上でデータを抽出するには3つの方法があります。

使う機能によって得意不得意があります。
下に一覧でまとめましたので、目的にあった抽出方法を選んでください。

この記事ではフィルターについて説明しています。
フィルターは一番柔軟に条件を指定できる方法です。
ですが他の方法に比べて操作が1,2ステップ多いので、利用者が少し使いにくいという欠点もあります。

後半では特にフィルターでしかできない抽出設定について解説していますので、活用してください。

データを抽出する機能は他に2つあります。
機能によって得意不得意が違います。
もし違う抽出方法について知りたい場合は下の記事を参照してください。

スライサーグラフの種類の一つ。・わかりやすい
・複数条件を設定できる
フィルター画面右にあるデフォルトの抽出メニュー・複数条件を設定できる
・複雑な抽出をできる
相互作用グラフのクリックでできる抽出・抽出は1項目のみ
・強調表示も可能

基礎 フィルターの動きについて

フィルターは3つのカテゴリに分かれています。
フィルターする対象範囲が違います。

  1. このビジュアル
    グラフを選択すると表示されます。
    選択したグラフ内のみ有効です
  2. このページ
    表示しているページ内のみ有効です。
  3. すべてのページ
    別のページでも有効で、ファイル全体の抽出条件です。

グラフで使用している項目は自動でグラフのフィルタの一覧に追加されます。
グラフにない項目で抽出条件を追加したい時は、フィールドからドラッグ&ドロップします。

応用 フィルターでしかできない抽出方法

利用者にとって「スライサー」や「相互作用」の方が使いやすいです。
フィルターはレポート作成者が主に使う機能です。

ここではフィルターでしかできない抽出方法について紹介します。

空白の検索や曖昧検索ができる

文字列検索について、ほとんどの条件に対応できます。

「高度なフィルター処理」
を選択することで
・空白の検索
・あいまい検索
などほとんどの文字列検索ができます。

またAndとOr検索にも対応しています。

今日や今月の抽出。過去5日など相対日付で抽出できる

ダッシュボードでよく使う今日時点のデータや過去5日のデータ表示などができます。

日付項目の場合「相対日付」を選択することで、今日を基準にした日付で抽出できます。
・今日、今月、今年
・過去何日/月/年
などいろいろな日付のフィルタを設定できます。

メジャー項目での抽出

抽出条件にメジャーを設定できます。
スライサーでは設定できないので、フィルターを使う必要があります。

メジャーはグラフに設定できます。
ページや全体のフィルターには設定できません。
これはグラフを指定しないと集計単位が決まらないからです。

上位Nの抽出

上位Nの抽出ができます。
設定に集計単位の項目と集計する値と集計方法を選びます。

売上の上位10件の品目を表示するなど使う機会は多いと思います。

この例では
・年月でグループ化
・金額の合計
の上位1件を表示しています。
19年9月が抽出されています。
カテゴリが2つありますので、1件でなく2件出力されるので注意してください。

1件のみ表示したい場合は、一意になる項目を作成しないといけません。

新項目 = [年・月] & [カテゴリ]


グラフ単位にしか上位Nは設定できません。

まとめ

データを抽出するには

  • フィルター
  • スライサー
  • 相互作用

の3つの方法があります。
フィルターはPower BIに慣れていない人には使いにくいので、開発者の設定で主に使います。

フィルターだと多様な抽出ができるというメリットがあります。

思い通りに抽出できない時はこのフィルターの設定を見直すといいです。


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