Power BI道場 棒グラフの作成とよくある設定変更の方法

Power BI
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この記事で解決できる疑問

  • 棒グラフの幅や太さを変えることはできるの?
  • 積み上げ棒グラフの並び替え方法は?

棒グラフの作成方法について解説します。
そのあとによくある次の2点について、対応方法を紹介します

  • 積み上げ棒グラフの並び順の変更
  • 棒の幅を変える設定

筆者について

著書「Power BIの教科書」で、Power BIについて効率的に学べる本を出版。
情報システム部員で、業務に役に立つ使い方を中心に解説しています。

基本編 棒グラフの作成方法

それではさっそく棒グラフを作成していきます。
棒グラフといっても次の6つの種類があります。今回は積み上げ棒グラフを作成します。

種類内容
積み上げ横棒グラフ順位を比較するときによく使います
積み上げ縦棒グラフ時系列データや順位にあまり関係ないデータの確認用
集合横棒グラフグループ数が少ないときに利用。
集合縦棒グループ数が少ないときに利用。
100%積み上げ横棒グラフ比率の比較をするときに利用します
時系列データ以外の場合は横棒を使う傾向があります。
100%積み上げ縦棒グラフ比率の比較をするときに利用します。
時系列データの場合は縦棒を使う傾向があります。

【積み上げ縦棒グラフの作成

国別に製品カテゴリを積み上げた縦棒のグラフを作成します。

  1. 視覚化ウィンドウから積み上げ縦棒グラフを選択
  2. 軸、凡例、値に項目をセットする

応用編 よくある設定方法棒グラフの作成方法

棒グラフの作成ができましたので、よくある質問の対応方法を説明します。

積み上げ棒グラフの並び順の変更

棒の凡例の並び順を変えたいときはよくあります。
並び替えをするには「列の並び替え」機能を使います。

凡例の並び順は項目のデフォルトの並び順です。
何も設定していないときのデフォルトは名前の昇順です。
この項目のデフォルトの並び順を変えるのか「列の並び替え機能」です。

デフォルトの並び順はデータビューでテーブルの項目に対して設定します。
グラフで並び順を設定するのでなく、元のデータに対して並び順を設定する
というのがこの設定のポイントです。

それでは、次のグラフの表示順を変えてみます。

【積み上げ縦棒グラフの並び順の変更

国別に製品カテゴリを積み上げた縦棒のグラフを作成します。

  1. 元データに並び順を指定する項目を追加
    現在は下からPC ➡ タブレットの順番になっています。逆の順番にするためタブレットに1をセットし、PCに2をセットした項目を用意します。
  2. 並び順を変更したい項目を選択
  3. 列で並べ替えを選択後、並び順を設定した項目を選択

設定が終わったらグラフを確認してみてください。
凡例の並び順が変わっているはずです。

棒の幅を変える設定

次に棒グラフの幅の設定を変更するパラメータです。

  • 棒が細かくなりすぎてしまったので大きくしたい
  • 棒の幅を自分の好みの大きさに変えたい

というときは、X軸の書式から変更できます。
棒の表示にかかわるパラメータは次の図の3つです。
図を参考に表示を整えてください。

まとめ

棒グラフの作成を今回おこないました。

よくある質問として、凡例の表示順番を変えたいというのがあります。
表示順は「列の並び替え」機能で変更できます。
また棒の幅を変えたいというのもよくある質問の一つです。
幅の変更はX軸の書式設定から変更できます。

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