Power BI道場 使い物にならないPower BI

Power BI

この記事ではPower BI Desktopの問題点について解説します。

これは私が実務で経験していることです。
製品の悪い情報はなかなか表に出てこないので有益な情報かと思います。

問題点を事前に知っておくことで対策を考えることができます。

Power BI導入前に読むと役にたつ内容ですので、ぜひお読みください。

Power BI Desktopの問題点

結論だけ先に知りたい方向けに一覧にまとめました。

インストールサポートが必要ITに詳しくない方にはインストールのサポートが必要です。
人数が多くなると負担が大きくなります。
バージョンアップエラーがでるPower BIは毎月バージョンアップします。
Excelと違い同じ拡張子でも互換性がないです。
新しいバージョンで作成したレポートを使うには、利用者もバージョンをあげる必要があります。
動作が重い起動が遅い10秒とか20秒待つ必要があり起動が遅いです
メモリをすごく使うメモリを800Mとかすごく使います。
手軽に見れないスマホで見れない
Power BIが未インストールのPCで見れない

次の章からストーリー仕立てで内容を詳しく紹介します。

インストールがたいへんなPower BI

菊之助
菊之助

経理部長がPC買い替えたからPower BIをインストールして欲しいってさっき来てたよ。

Power BIのレポートは各部署で使われ始めた。
椿も最初はPower BIを使いたいという要望がくると、よろこんで説明しにいっていた。

偉い人はインストールできない人も多く、代わりにインストールしてあげていた。

椿
椿

うーん、わかった。
午後にインストールしてくるよ。

インストールの作業時間が増えたのはもちろん問題だった。
だけど椿にとって一番の問題はそれではなかった。

依頼がくるのはたいてい偉い人。
気を使わないといけないのが椿にとって重荷だった。

菊之助
菊之助

そういえば桜沢くんもPower BIのことで机にきてたよ。

桜沢くんは社内でも評判なイケメンの社員だった。
PCの取り扱いには慣れていて質問がくることはめったになかった。

椿
椿

いったい何の件だろう

そう思うと自然と足が向かった。

菊之助
菊之助

もう行くの?
はやっ。
経理部長の件は?


椿
椿

ふむふむ。なるほど。

桜沢くんの相談は
「このファイルは 現在ご使用のバージョンと互換性がありません 」
というメッセージがたまに出て、そのたびに再インストールしていることだった。

考えても原因に思い当たりはなかった。
他の人からはそのような質問はきていない。

しいて言えば椿がレポートを変更した後にそのエラーが発生している。
でも椿はPower BIのバージョンなんて変更していない。

と思いつつ椿のPCのバージョンを見てみると最近のバージョンになっていた。

椿
椿

えっ??
誰かが私のPCに不法侵入してPower BIのバージョンをあげてる?

なぜか桜沢くんのつぼにはまったらしく、桜沢くんは笑い転げていた。
「Microsoft Good Job!!」
とおもう椿であった。

幅広く使われるようになるとインストールで2つの問題が出ます。

  • インストールのサポートが必要
  • バージョンの非互換の問題

クライアントツールならではの問題です。

初回だけでなくPCを入れ替えた時もサポートが必要になります。
人数が多くなるとこの作業工数もばかにできなくなります。

バージョンの非互換の問題はインストール方法による違いです。
“Microsoft Store”からインストールすると自動でバージョンアップします。
・椿のPCは”Microsoft Store”からインストール
・桜沢くんはダウンロード版を使用
とインストール方法が違うためこのような問題がおきました。

Power BIは毎月バージョンアップしますので、よくおきる問題です。

詳細を知りたい方はPower BIのインストールの記事をお読みください。

動作が遅いPower BI

桐生課長
桐生課長

Power BIを使うとパソコンが壊れる件。
頼んだよ。

椿
椿

はっ、はい。

桐生課長のパソコンが壊れる件とは次のことを言っていた。

  • Power BIを使うとExcelがエラーを出すことが多い。
  • パソコンが全体的に遅くなる
  • Power BIもレポートを見るまで時間がかかる

椿も使っていてうすうす気がついていた事だった。

椿
椿

Power BIを使うとパソコンが遅くなるんだけど何でだと思う?
桐生課長から最近何度もいわれているんだよね。

菊之助
菊之助

一時記憶が足りないんだよ。

菊之助も毒舌だ。
椿もちょっと桐生課長のことをしつこいなとは思っていたけど、いいすぎだと思った。

菊之助
菊之助

違う違う。
パソコンの一時記憶。

菊之助は何かを察したのか言い換えた。
菊之助の話を元にタスクマネージャというツールでメモリの使用量を見てみた。

するとPower BIはダントツのトップで1Gメモリを使っていると出ていた。

もう一つのPower BIのレポートを開くと更に倍の2Gになった。

菊之助
菊之助

一時容量がなくなるとディスクとのスワップが起きて他のソフトが遅くなるんだよ。そして・・・

何かよくわからないがたくさんのデータがメモリに入るので遅くなるらしい。
ということで椿はPower BIで使うデータの量を頑張って半分にした。
でもメモリの数字はほとんどかわらなかった。

Power BI Desktopは動作上2つの問題点があります。

  1. 起動が遅い
  2. メモリを大量に使用する

起動が遅い
分析をしたい場合は起動が遅くても、起動後の操作は軽快なので気になりません。
しかし売上の合計金額だけ見たいとかのちょっとした確認の場合はすごく遅く感じます。

メモリを大量に使用する
1Gはかなりの容量です。事務用のパソコンを使っている人はメモリが足りない可能性があります。
またレポートを複数ファイルに分けていた場合、開いたレポート数だけ容量が増えることです。

メモリの使用容量を圧迫するとExcelなどを使用した時にメモリが足りなくなりエラーがでたりスピードが遅くなります。
他のソフトを使いながら並行でPower BIのレポートを使う場合は注意が必要です。

手軽に見れないPower BI

杉浦部長
杉浦部長

Power BIのレポートを毎日メールで送ってくれないかね?

椿
椿

はっ、はい。

いったい何が起こったのか?
椿はすこし考え込んだ。

  1. 昔は手で情報をまとめてメールで送信
  2. 利用者が自分で参照できるようにPower BIのレポートを用意
  3. Power BIのレポートのスクリーンショットをとって毎日メール。New!!

何か振り出しに戻った気がするのだが気のせいだろうか?

杉浦部長は確かにいつも会議や出張でパソコンを触ることは少ない。
スマホやタブレットを愛用している。

そうなるとメールで欲しいというのも納得できる。
でもメールで送るんだったらPower BI使う意味ある?
と思い桐生課長に相談した。

桐生課長
桐生課長

メールいいね。
僕にもメール入れといてよ。
よろしくね。

椿は墓穴を掘ってしまったと強く後悔した。

利用が進むにつれて、スマホやタブレットで見たいという要望がでてきます。

手軽にデータを見たいという要望が利用者の対象が広くなればなるほどでてきます。

すべてを解決するPower BI Pro

椿
椿

Power BIの問題が山積みで頭が痛くなってきた。

菊之助
菊之助

よかったじゃん。
おめでとう。

菊之助は「日本語を理解していないのでは?」と思うときがある。
困っている人に向かっておめでとう?

と思っているとチャットで画像が送られてきた。

菊之助
菊之助

ステージクリアして次の段階に移ったんだよ。

なんかまた変な画像が私として使われている。
と椿は思った。

利用が拡大すると利用者層と利用目的が変わってきます。

初期段階
分析を主体にする人。Power BIの操作を覚え動的に変わる画面を好む。
グラフの表示主体。

2段階目
数値の参照を主体にする人。マネージャー層が主流になる。
手軽な参照手段を好む。スマホ、タブレット、Webサイト。
画面を開けば欲しい情報が見れる固定の画面を好む。
グラフよりも具体的な数字を確認することを好む

利用目的が違うので今までと違った考えでレポートを作る必要があります。

この参照目的の用途の機能がPower BI Proです。
Power BI Proは無料でなく1人月千円ぐらいのライセンスが必要です。
詳細についてはライセンス購入の考え方にまとめてあります。

この段階で参照用に必要な機能は何かを確認する必要があります。
多くの場合特別な機能は必要ないはずです。

費用がかかるためここが一つの分岐点です。
・Power BI Proを導入する
・参照用に別のツールを検討する

を検討するのがいいです。

まとめ

Power BI Desktopは利用が進むにつれて問題がいろいろでてきます。
これは悪いことではなく、違う利用者層にまで普及したために起きる問題です。
そのためむしろ喜ぶべき問題です。

参照用の目的にはPower BI Proの機能があります。
ボタン一つでWebサイトへの公開とスマホやタブレット用のアプリも使えます。
利用は1人月千円ぐらいかかります。

他のBIツールに比べると料金は安いですが、この段階で参照用のサイトのBIツールをどうするか検討することをおすすめします。

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