KPI道場 貸借対照表を専門外の人にわかりやすく説明

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貸借対照表はビジネスマンにとって知らないといけない基本の資料です。
ですが難しい言葉が多くて敬遠したくなります。

貸借対照表はたしかに難しいです。
ですが難しいのは貸借対照表を作る人にとってです。

読む人にとっては会社の概要をまとめてあるわかりやすい資料です。
この記事では読む人用に身近な例を使ってわかりやすく説明します。

貸借対照表とは何の目的のためにあるか?

貸借対照表は会社が持っている資産を明らかにするための資料です。
資産は現金だけでなく土地や建物なども含みます。

貸借対照表は次の表で表現されます

  • 資産 :持ち物をすべて。お金、土地、建物、在庫
  • 負債 :他人から借りているお金
  • 純資産:本人のお金

貸借対照表の単語をすぐ忘れてしまう方へ

図で右側を貸方といい、左を借方とあらわします。
方と方を対照にならべたなので、貸借対照表といいます。

資産の意味

例としてあなたが友達に1,000万円貸したとします。
友達がお金を返せなくなりました。

この時あなたはどうするでしょうか?

友達の身ぐるみはいででも1,000万円を取り返そうとするでしょう。
*あなたはいい人なのでそこまでしないと思いますが、今回はそこまでするとします

身ぐるみをはぐときの一覧が資産です。

財布と銀行に100万円残っているとします。
そのお金を返してもらえば満足でしょうか?

そんなことないはずです。
車をもっていたら車を売ってお金に変えたいと思うはずです。
来月入ってくる給与のお金からも取りたいと思うでしょう。

このように「お金に変えられるもの」すべてを資産といいます。

上がよくある資産の表です
上から純に現金に早く変えられるものを並べています。

流動資産と固定資産は1年以内に現金に変えられるかどうかで区別しています。

ものの資産は現在のお金に換算する

友達が10年前に200万円で買った車で返済したいと言ったとします。
あなたは200万円として受け取るでしょうか?
中古なので200万円では売れません。中古屋で売った金額分とすることでしょう。

このように現在のお金に換算した金額を資産にいれます。

形がないものも資産に換算する

売上債権は商品を売ったもののまだお金を受け取っていない権利の事をいいます。
先程の例ですと働いたけどまだ受け取っていない給与のようなものです。

このように目に見えない権利もお金に変えられるものであれば資産にします。

負債の意味

友達の資産を全部売ってお金にしました。
あなたが全額もらえるでしょうか?

友達の母親が2,000万円貸したからそのお金は私のだといい出します。
別のところから大家が来て、先月の10万円の家賃分は私のものだといい出します。

このようにあなた以外にもお金を貸している人はたくさんいます。

お金を返さないといけない先のリストが負債です。

上が負債の明細です。理解しやすいもののみリストアップしました。
流動負債と固定負債の違いは1年以内に返す必要があるかどうかです。

銀行や人から借りたお金以外に、まだ払っていないお金も含みます。
例えば家賃や電話料金などサービスを利用してもまだお金を払っていないものです。

負債のリストに乗っていない人はお金を返してもらえません。
お金を貸す人は必ず負債に入るように取引や契約をします。

純資産の意味

ものをお金に変えたり、お金を返さないといけない場所が複数あったりと複雑になってきました。

本当にお金を取り戻せるか不安になってきます。

全部精算したあとに残るのが総資産です。

純資産は友達に残るお金です。

株式会社であれば株式資本がこれにあたります。
*株のお金は返済の必要がない自己資本となります

お金が残らない状態のことを債務超過と呼びます。
このときは貸したお金は全額戻ってきません。

まとめ

貸借対照表はこのように貸したお金を取り返せるか確認するための資料です。

例では、返せなくなったときに貸借対照表を元に資産をお金に変えて負債の人で分配するとしましたが、これでは遅いです。

お金を返せるかチェックするために、貸す前に貸借対照表でチェックします。

貸借対照表はお金を貸す人のための資料です。

その事をわかっておけば貸借対照表を理解しやすくなるでしょう。

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